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女性の院生は大変だ

なんか 最近ダルイと言っていた
T先輩(メス,ちょっと美人)が 午前中 病院に行った。
そして 青い顔をして 帰ってきた。
直接聞いたわけじゃないが どうやら 妊娠したらしい。

えーーーーーー!!
誰の子?!
いや そりゃ 彼氏さんのだろうけどさ。

大学院ってとこは 女の人は大変。
まだまだ オトコ社会が根強く残ってるし
博士課程まで進むことになると 20代の後半まで 大学にいるわけだから
婚期も遅れる。
かといって 学生結婚しても なかなか子供をつくれない。
産休するとなると 研究が遅れるから。 

教授にしてみたら 1年もその研究を遅らすと
同じような研究をしてるグループに すっぱ抜かれるから
産休に限らず 長期離脱すると
戻ってきた頃には 他のヒトがそのテーマを引き継いでいたりする。
だから おちおち入院もしていられない。 大変だ。

T先輩は どうするんだろう。
彼氏さんはどうするんだろう。 働いてるらしいけど。
T先輩の研究は まだまだ 道半ばだし。

できれば オロして欲しくないな

昔 彼女のセーリがこなくて 子供できたかもって ことがあった。
その時は 悩んだ。 オロそうって ヒトリで勝手に決めた。
一週間後、 セーリがきた。
でも オロすって結論を出した 自分に嫌悪した。

出産ってのは 大変だ。 自分も死ぬ危険があるわけだから。
チューゼツなんかすると もっと大変だ。
カラダのほうもそうだけど ココロも すんごい傷つくんだろうな。

オトコだから ほんとのところは 一生わからないけど。
そう思うと 彼女とオモイを 完全に共有できなんだなア~って
すこし さみしい気分になる。


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うさぎとO教授

うちのBossのO教授は 超武道派。
空手有段者だし 腕も すんごい太い。
身長は185はあるでしょう。
サイズも 太っている部類なので 80~90kgはあるはずです。

そして 怖い。

うちの大学院の連中は ほとんど関西弁を話す。
関西にあるわけだから 当然だけど。
その中でも O教授は 河内長野弁という もっともキツイ関西弁を操ります。

さらにBossの風貌が 怖さに拍車をかけます。
パーマです。
大学の教員ですよ?!
教育者ですよ?! あんた。

はっきり言って 街ですれ違ったら やーさんだと思うでしょう。

そんなO教授は 実は動物好き。
実験用のマウスや ウサギをやたら気にかける。
名前もつける。
飼育箱が フンで汚れてたら 飼育部屋で怒鳴りだす。
そんな時その声にびっくりするのか 世話しなく動いていたマウス達は止まる。 

この度 実験のひとつで 抗体というものを作ることになりました。
たまに使うことがあるのですが だいたいは代行会社みたいなのに
依頼して 作ってもらいます。
ところが今回は 作ってもらった抗体がうまく使えず
自分達で作ろうということになりました。

とても古典的な方法なのですが
うさぎの体内で 作ってもらう方法があります。
体内のどこでつくられるかというと 血液の中です。
それも たくさん必要なので うさぎのカラダ中の血液を採ります。
つまり そのうさぎは死んでしまいます。

1週間ほどで 抗体はできあがるので
いよいよ 採血をすることになりました。
となりの研究室のT助教授は しょっちゅう採血してるということなので
お願いして O教授と ふたりで眺めていました。

心臓に 針を直接通して 血を抜きます・・ 抜きます・・
ウサギの赤い目は 徐々に色が薄くなって 白くなってしまいました。

泣きました。
O教授も泣きました。
命の消える刹那 我々を睨んでいるようにも思えました。

O教授は その日 放心状態でした。


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宇宙人の住みか

大学院ってトコは 1年365日 人が途絶えることはありません。
研究や勉強する気が無くても 行かないといけない事情があるからです。

ある人は 動物の世話をするため。
ある人は 植物に水をやるため。
だから お盆でも 年末でも 元旦でも だれかいます。

中には 大学に住みついてる人もいます。
ガス・電気・水道はタダだし
冷暖房 ネット接続 図書館 完備だし
研究室によっては テレビ ソファベットなんかも 備えてる。 そりゃ快適だわ。
しかし 規則違反です。 非常識ともいう。

同期のN田は 大学院生用の講義室に 住みついている。
定員30人ほどの 小さな部屋。
うわさによると 昨年の夏からだそうだから 半年は住んでいるみたい。
講義を受けるために その部屋にいくと 
部屋の後ろに 寝袋やら炊飯器やらが 整頓されて置かれていた。

ある日 講義をしていた U教授が それに気づいた。
ってか 今まで 気づかなかったんか?

そして ”N田掃討作戦”が はじまりました。
まず U教授が 夜になって N田が就寝準備をしているところに向かいました。
30分くらいして 部屋をでてきたU教授は顔面蒼白で 撃沈。

それも そのはず。
N田は 同期でも有名な「宇宙人」。 日ハムの新庄なみに。
話は通じない。 意味不明。 でも 成績は抜群。 らしい・・・。
大学や 大学院には 結構 こういうタイプがいる。
いや むしろ こういう社会不適合タイプだから 
大学院にいると言ったほうが正しいのか?
もっとも U教授が 温和な先生っていうのも 撃沈の理由かもしれないけど。

2番手は N田の指導教官でもある N教授。
5分で 撃沈。

そもそも あんたが しっかりしてれば。 と みんな思っているが
とある学会の 会長をされている有名な先生なので 誰も口出しできない。
部屋をでてきた N教授は ひとごとのように
「はっはっは~。 いや~。 あいつ 変わってるわ~。」
と叫んで さっさと帰宅してしまいました。

そして ついに 教授会でも 議題にあがり 対応を考えることになりました。
一般的に 大学の講義室は 鍵が開いていますが、
その講義室に鍵をかけて 開かずの間するという対策に決まりました。

・・・え? 意味ないやろ それ。 誰もが思いました。
大学側の対応って ほんっと なにをやっても意味がない。
ごみのポイ捨てが多いから ポイ捨て禁止のポスターをたくさん作るとか、
奨学金や休講の掲示をする 学部共通の掲示板が置いてあるところは混むから
学部の端の端 だれも通らないようなトコロに移したり。
だれが あんなとこに毎日見にいくねん!

次の日から N田は 別の講義室に 移り住みました。
そして 今も 転々としながら 大学に住んでいます。
住民票はどうしてるんだろう?
そして とっとと 開かずの間を開放してほしい。 代わりの講義室が遠い。


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ちわ

大学院生してます foxyです 
院生生活の日々で感じたことを ちょっとずつ 綴ります
よろしく


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